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【プロ直伝】犬の肛門絞りのやり方完全ガイド!頻度・コツ・嫌がる時の対処法を徹底解説

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こんにちは!

ドッグサロンNaturam(ナチュラム)オーナーの宮です。


ワンちゃんと暮らしていると、ふとした瞬間に「なんだか生臭い…?」と感じることはありませんか?

その原因の多くは、お尻にある「肛門腺」という袋に溜まった分泌物です。

このケア、実は「とりあえず絞ればいい」というわけではなく、やり方を間違えると愛犬を傷つけてしまうデリケートな作業なんです。


かつては「定期的にしっかり絞るのが当たり前」とされてきましたが、最近では過度な刺激によるリスクも分かってきました。大切なのは、その子の状態に合わせた「ちょうどいいケア」を見極めること。


今回は、プロのグルーマーの視点から、おうちで安全にできるコツや、プロに任せるべきサインを分かりやすくお伝えします。

愛犬との清潔でハッピーな生活のために、ぜひ参考にしてくださいね。


ただし前庭として肛門腺絞りを自分で行うのは個人的にはオススメしません!!

とてもデリケート箇所で嫌がる子がとても多い作業です。以前の職場で、自宅で行って肛門周りが真っ赤になり、肛門腺絞りのみ口輪が必要になった子もいます。(それまでは普通にサロンでできていたのに)

肛門腺破裂を促す可能性もありますそのため、プロに任せるのが1番ですよ。

監修:Naturamオーナー宮(みや)
グルーマー歴11年、年間600頭以上のトリミングを担当。
東急東横線学芸大学駅より徒歩4分のトリミングサロン「Naturam」のオーナー。
私(宮)についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

なぜ犬に「肛門絞り」が必要なのか?

愛犬の健康を維持するためには、肛門付近にある分泌物の袋について正しく理解しておく必要があります。

ここでは、肛門絞りの必要性や個体差による違いについて詳しく解説していきます。

そもそも「肛門嚢(こうもんのう)」とは?



肛門嚢は、犬の肛門の斜め下にある左右一対の小さな袋を指します。

時計の針で例えると4時と8時の方向に位置しており、中には強烈な臭いを放つ分泌物が溜まっています。

かつては野生時代に縄張りを主張するためのマーキングとして重要な役割を果たしていました。

現代の家庭犬にとっては不要なものですが、個体によっては排出がうまくいかずにトラブルの原因となります。

肛門絞りが必要な犬と不要な犬の違い

自力で分泌物を排出できるかどうかは、犬種や個体によって大きな差があります。一般的に大型犬は排便時の力で自然に出せることが多いため、特別なケアを必要としない場合が多いです。

一方で小型犬やシニア犬は排出する力が弱く、袋の中に分泌物が溜まりやすいのが特徴です。普段の排便で出し切れている子であれば、無理に絞る必要はないと考えられています。

放置するとどうなる?リスクを知る

分泌物が溜まったまま放置されると、袋の中で細菌が繁殖して肛門嚢炎を引き起こす恐れがあります。

症状が悪化すると袋が化膿して腫れ上がり、最終的には皮膚を突き破って破裂してしまうケースも少なくありません。

破裂すると強い痛みや出血を伴い、外科的な処置が必要になるため注意が必要です。愛犬がお尻を気にする仕草を見せたら、早めの確認が求められます。

【準備編】肛門絞りを始める前に知っておくべき基礎知識

ケアを始める前に、まずは適切なタイミングや必要な道具を確認して環境を整えましょう。

事前準備をしっかり行うことで、愛犬に負担をかけずスムーズに作業を終えられます。

適切な頻度は「月1回」が目安

肛門絞りの頻度は、月に1回程度を目安にするのが一般的とされています。ただし、溜まるスピードには個体差があるため、愛犬の状態を観察しながら調整することが大切です。

溜まっていないのに無理に絞ろうとすると、デリケートな粘膜を傷つける恐れがあるためおすすめしません。最近の研究では、過度な刺激が逆に管を弱らせる可能性も指摘されています。

「お尻歩き」は肛門絞りが必要な兆候!?

お尻を床に擦り付けて歩く「お尻歩き」を始めたら、分泌物が溜まって違和感があるサインの可能性もあります。

もしくは、肛門周りの痒みや炎症が起きてる可能性もあります。自己判断は避けて、サロンか病院で確認してもらいましょう

準備するものリスト:家にあるものでOK

準備には清潔なティッシュと、手の汚れを防ぐための使い捨て手袋を用意しましょう。分泌物は非常に臭いが強いため、直接手に触れないようにします。

また、汚れを拭き取るためのペット用ウェットティッシュや、終わった後のご褒美となるおやつも準備してください。これらを一箇所にまとめておくことで、犬を待たせずに手際よく作業を進められます。

お風呂場での実施がおすすめな理由

肛門絞りは、シャンプーのついでにお風呂場で行うのが最も効率的だと言えます。万が一分泌物が飛び散ってもすぐに洗い流せるため、部屋の中に強烈な臭いが残る心配がありません。

お湯で周辺を温めることで、分泌物が出やすくなるというメリットも期待できます。慣れないうちは予期せぬ方向に飛び出すことがあるため、掃除が簡単な場所を選ぶのが失敗を防ぐコツです。

【実践編】初心者でも失敗しない!肛門絞りのステップ解説



いよいよ実践に入りますが、力任せに行うのは絶対に厳禁です。

優しく正しい位置を把握することが、愛犬を怖がらせずに成功させるための鍵となります。

ステップ1:まずは時計の「4時と8時」の位置を把握する

まずは肛門の斜め下にある、分泌物の袋の位置を確認するところから始めます。時計の文字盤をイメージして、4時と8時の方向に指を添えて優しく触れてみてください。

袋に分泌物が溜まっていると、コリコリとした小さなしこりのような感触があるはずです。この場所を正確に捉えることが、効率よく絞り出すための第一歩となります。

位置がズレていると中身が出ないため注意しましょう。

ステップ2:正しい指の形と力の入れ方

親指と人差し指を使い、袋を下から上に押し上げるようなイメージで力を加えます。表面を強く「つまむ」のではなく、奥にある袋の底から出口に向かって誘導するように動かすのがコツです。

力加減は、熟した桃を優しく押す程度の強さを意識すると良いでしょう。無理に一度で出し切ろうとせず、愛犬の様子を見ながら少しずつ慎重に行うことが、痛みを防ぐための大切なポイントです。


絶対に力強く絞らないでください。繊細な破れやすい袋から優しく絞り出すイメージです。全て出しきろうとせず、少しでOKです。

ステップ3:分泌物をキャッチするティッシュの当て方

分泌物は勢いよく飛び出すことがあるため、必ず厚手のティッシュで肛門全体を覆いながら行います。この準備を怠ると、飼い主の顔や服に強烈な臭いの液体がかかる「大事故」になりかねません。

特に目に入るとひどく染みるため、防御は徹底して行いましょう。ティッシュ越しに感触を確かめながら絞ることで、周囲を汚さずに清潔な状態でケアを完了させることが可能になります。

※私自身顔面に分泌物がかかり、目に入るといった大惨事を経験したことがあります。匂いが取れず大変でした。

ステップ4:終わった後のアフターケア

絞り終わったら、お尻の周りに付着した分泌物をウェットティッシュなどで丁寧に拭き取ります。臭いが強いので、可能であればお湯で洗い流してあげると愛犬もスッキリするでしょう。

最後は頑張った愛犬を全力で褒め、おやつを与えて「肛門絞りは良いことがある時間」だと印象付けます。嫌な記憶にさせない工夫を凝らすことで、次回のケアもスムーズに協力してくれるようになります。

犬が嫌がる・出ない時の対処法と注意点



もし愛犬が激しく嫌がったり、いくらやっても中身が出なかったりする場合は、無理を続けてはいけません。適切な対処法を知ることで、トラブルを未然に防ぐことができます。

※無理にやると炎症を引き起こし、肛門絞りを嫌がるようになります。結果としてサロンでも対処できなくなるかもしれないので注意しましょう。



無理強いは厳禁!嫌がる犬へのアプローチ方法

お尻を触られるのを嫌がる犬に対しては、二人体制で協力して行うのがスムーズです。一人が正面からおやつを与えて意識を逸らしている間に、もう一人が手早くケアを済ませるようにします。

どうしても暴れてしまう場合は、無理に継続するとお尻を触られること自体がトラウマになりかねません。その日は一度中断して、愛犬がリラックスしている別のタイミングで再挑戦するのが賢明な判断です。

ただし、嫌がるのであれば、やらない。これが1番です。無理に取り組むと、お尻付近を触ろうとしただけで噛むようになってしまう可能性もあります。

ちょっとでも難しいと感じたなら、
プロに任せましょう。


「絞っても出ない」時に考えられる原因

正しく押しているつもりでも出ない時は、分泌物が中で固まっている可能性があります。また、緊張でお尻に力が入っていると出口が閉じてしまい、うまく排出されません。

その他にも、袋の位置が通常よりも深い場所にある個体も存在します。何度試しても反応がない場合は、無理をして粘膜を傷つける前に一旦手を止めてください。


太っちょさんでお尻周りのお肉がタプタプしる子、筋肉が発達してる子は出にくい傾向です。



やってはいけない!間違った肛門絞りのリスク

良かれと思って頻繁に絞りすぎると、肛門付近の管が傷ついて機能が低下するリスクがあります。本来は自力で出せていたはずなのに、刺激のしすぎで絞らなければ出ない体質になってしまうケースも珍しくありません。

また、強い力で何度も圧迫するとお尻が真っ赤に腫れ上がり、炎症を悪化させてしまいます。皮膚トラブルや破裂を誘発しないためにも、過剰なケアは控えて「必要な時だけ」を徹底しましょう。

自分でやるのが不安ならプロ(動物病院・サロン)へ

少しでも不安を感じる場合は、動物病院やトリミングサロンなどのプロに任せるのが一番安全です。プロは犬の扱いに慣れているため、短時間で確実にケアを終わらせてくれます。

料金相場は500円から1,500円程度と手頃な設定が多く、定期検診のついでに依頼するのも良い方法です。一度プロの技術を目の前で見せてもらうことで、指の動かし方や力加減の具体的なコツを学ぶことができるでしょう。

肛門トラブルを未然に防ぐ!日常の健康管理



肛門絞りに頼りすぎず、日常的な生活習慣を見直すことで分泌物が溜まりにくい体質を目指せます。

普段の食事や運動が、実は愛犬のお尻の健康に大きく関わっています。

食事で改善?便の状態と肛門嚢の関係

分泌物の自然な排出を促すためには、適度に硬くボリュームのある便を出すことが理想的です。排便時にいきむ力が加わることで、肛門嚢が自然に圧迫されて中身が一緒に押し出されます。

良い便のためには、食物繊維が豊富なフードやトッピングを取り入れ、腸の状態を整えてあげると良いでしょう。軟便が続くと圧迫が不十分になり、袋に溜まりやすくなります。

適度な運動が分泌物の排出を助ける

毎日の散歩や運動は、お尻周りの筋肉を刺激して排出機能を活発にする効果があります。しっかり歩くことで下半身の筋肉が鍛えられ、排便時の踏ん張る力も維持されるでしょう。

特に室内だけで過ごしがちな小型犬は、運動不足から代謝が落ちてトラブルを起こしやすくなる傾向です。無理のない範囲で積極的に体を動かす習慣をつけて、全身の血流を良くしましょう。それが結果的に肛門トラブルの予防に繋がります。

老犬や持病がある場合の注意点

シニア期には筋力が低下し、自力で分泌物を出す力が弱まってトラブルが増えるようになります。老犬の場合はお尻の周りが汚れやすくなるため、これまで以上にこまめなチェックが必要です。

持病がある場合は自己判断で処置せず、かかりつけの獣医師に相談しながらケアの頻度を決めてください。体力の消耗を最小限にするためにも、プロの力を借りて手短に済ませてあげることが愛犬への優しさと言えます。

無理に頑張らない

「血が混じる」「臭いが消えない」といった悩みは多いものです。血混じりは炎症のサインなので即受診を。臭いが取れない時は、お尻周りの毛を短くカットする「お尻カット」も有効です。そして、何よりも無理に頑張らず、少しでも不安を感じたら、プロに任せるようにしましょう。

愛犬に合わせた適切なケアを

犬の肛門絞りは、全ての個体に頻繁な処置が必要なわけではありません。

4時と8時の位置にある袋を観察し、愛犬が「お尻歩き」などのサインを出した時に正しく行うのが基本です。無理な圧迫は破裂を招く恐れがあるため、力加減には十分に注意しましょう。

わたしは肛門腺絞りはあくまでもサポートだと思っています。袋を触った感覚で、今日絞る必要があるのかを確認して、絞るか絞らないかを決めています。

 

飼い主さんが自信を持てない場合は、無理をせず私たちプロの手を借りるのも立派な愛情です。食事や運動も見直し、愛犬が快適に過ごせるお尻の健康管理を続けていきましょう!


ドックサロンNaturamでは、シャンプーやトリミングの中で、肛門絞りも対応させていただいています。オプションで1,100円からうけたまわっておりますので、お気軽にLINEにてお問い合わせください。


 

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