2026/07/16
愛犬のお耳のにおいや汚れ、気になってついお家でお掃除したくなってしまいますよね。
「いつも綺麗にしてあげたい」
「痒がっているのを見ると可哀想で…」
我が子を大切に想う優しい飼い主さんほど、ネットで調べて色々なケアを頑張っていらっしゃると思います。
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はじめまして!
目黒区の学芸大学駅近くにあるDogSalonNaturamのオーナーの宮です。
トリマー歴16年、年間600頭以上のワンちゃんと向き合ってきた私が、今日はお家での「犬の耳ケア」についてお話しします。
愛犬を想う皆さんにこそ知ってほしい耳ケアの「事実」をお伝えします。
この記事の監修者:宮(みや)
グルーマー歴11年、年間600頭以上のトリミングを担当。
東急東横線「学芸大学駅」徒歩4分のトリミングサロン「Naturam」オーナー。
※オーナーの詳しいプロフィールはこちらの記事をご覧ください。
実は「お家での耳ケアはやらなくていい」が正解
お家での耳掃除が不要と聞いて「えっ、本当に?」と驚かれた飼い主さんも多いですよね。
実は、健康なワンちゃんであれば、耳は何もしなくても綺麗に保たれます。
犬の耳も人間と同じで、中の汚れは新陳代謝によって自然と外に押し出される「自浄作用」という素晴らしい構造になっているのです。
獣医師からの特別な指示がない限り、過度なお手入れは必要ありません。
洗いすぎは外耳炎の原因に?「常在菌」の重要性
当サロンNaturamでは、お肌のバリア機能を守るスキンケアを何よりも大切にしています。
耳の中の皮膚は、体の他の部分よりもはるかに薄く、摩擦などの刺激にとても弱いデリケートな場所です。
「少し臭い気がするから」と市販のクリーナーで頻繁に洗ったり拭きすぎたりするのは、実はとても危険。
洗いすぎることで、外部の刺激から皮膚を守ってくれている大切な「常在菌」まで洗い流してしまい、かえってマラセチアなどの悪玉菌が増殖して外耳炎を招く原因になってしまいます。
絶対にやってはいけない犬の耳ケアNG行動
愛犬を綺麗にしてあげたいという想いから、お家でやりがちな危険なNGケアを2つご紹介します。
NGケア①:綿棒でゴリゴリこする
綿棒は柔らかく見えますが、犬のデリケートな耳には硬すぎます。
薄い皮膚はすぐに傷だらけになり、自然と外に出ようとしていた汚れを耳の奥深くに押し込んでしまい、奥で炎症を引き起こす大きな原因となります。
NGケア②:無理な耳毛抜き
昔のトリミング業界ではツルツルに抜くのが主流でしたが、今は皮膚への負担を最優先に考え、専用のハサミで切って通気性を良くするのが基本です。
無理に抜くと毛穴が炎症を起こすリスクが高まります。
また、ご家庭の文房具バサミなどで切ろうとするのは、耳を切ってしまう大ケガの危険があり大変危険です!
トイプードルやマルプーなど「垂れ耳」の注意点
サロンでもご相談が多いトイプードル、マルプー、アメリカンコッカースパニエルなどの「垂れ耳」の犬種は、耳の中が蒸れやすいため注意が必要です。
しかし、蒸れやすいからといって頻繁に耳掃除をして良いわけではありません。
デリケートな耳を刺激しすぎると、かえって菌が繁殖しやすい環境を作ってしまいます。日常的なケアはプロにお任せいただき、お家では触らないのが鉄則です。
要注意!動物病院へ行くべき耳のサイン
普段は放置で良いとお伝えしましたが、以下のようなサインが見られたら早めに動物病院を受診してください。
- ■茶色や黒の汚れ(耳垢)がべっとりついている(耳ダニやマラセチア感染症の疑い)
- ■耳から嫌な臭いがする
- ■耳の内側が赤く腫れている
- ■頻繁に頭を振る、後ろ足で耳を掻く
【重要】「汚れた状態のまま」病院へ行くべき理由
受診の際の大切なポイントは、「汚れた状態のまま動物病院へ行くこと」です。
「病院に行くから綺麗にしなきゃ!」と耳掃除をしてしまう方がいらっしゃいますが、獣医師は「どれくらい、どんなふうに汚れているか」というありのままの症状を見て診断を行います。
綺麗にしてから行くのは、診断の手がかりを消してしまうことになるので絶対にやめましょう。
治らない耳のトラブルは「専門医」へ!
「かかりつけの動物病院でずっと診てもらっているのに、なかなか耳が綺麗にならない」
「良くなったり悪くなったりを繰り返す」
そうお悩みの場合は、皮膚科や耳を専門としている動物病院、いわゆる「専門医」へ行くことをおすすめします。
以前、耳の穴が塞がるほど真っ黒な汚れが慢性的に続いていたトイプードルのお客様がいました。
専門医の受診をお勧めしたところ、なんと1ヶ月で驚くほど綺麗に治ったのです。
さらに、耳をかゆがっていた短毛種のワンちゃんのケースでは、マイクロカメラなどの高度な専用器具によって「耳の奥に抜け毛が溜まって固まり炎症を起こしていた」という根本原因が判明しました。
これは、耳治療に強い専門医だからこそ分かったことです。
このように、長引くトラブルには、一般的な治療ではなく、より専門的な知識と経験に基づいたアプローチが必要です。
(ご相談くだされば私が信頼できると思った近隣の専門医をお伝えします)
愛犬の皮膚を守ることができるのは飼い主さんだけ
今はAIやSNSから様々な情報が手に入る時代ですが、インフルエンサーのPR動画など、見栄えの良い間違った情報を信じて不要なケアを行うのは危険です。
溢れる情報に惑わされず、言葉を話せない愛犬を守ることができるのは飼い主さんの正しい判断だけです。
「基本はお家では何もしない」
「異常があればそのままの状態で専門医へ行く」
これが、トリマーとして16年の現場経験から導き出した一番の正解です。
自然の自浄作用を信じて、日々の過剰なお手入れはぐっと我慢してあげてくださいね。
目黒区・学芸大学駅周辺でトリミングサロンをお探しなら
DogSalonNaturamでは、年間何百頭ものワンちゃんを見ているプロの目線で、健康状態のチェックを行っております。
高保湿のセラミドケアなど、デリケートなお肌に優しいメニューもご用意しています。
「耳が汚れている気がする」と迷ったら、ご自身で触る前にぜひ私たちにご相談ください。
目黒区や学芸大学駅周辺で、愛犬の皮膚トラブルや耳のケアにお悩みの方は、ぜひ一度LINEやご来店時にお気軽にお声がけくださいね。
近隣の専門医をご紹介もできますので、遠慮なく相談してください。
これからも一緒に、大切な愛犬の健康で快適な毎日を守っていきましょう!

