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犬が爪切りや歯磨きで暴れる!獣医師も推奨「ハズバンダリートレーニング」のやり方と成功事例

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ハズバンダリ―トレーニング中の飼い主と犬

「何度叱ってもインターホンで吠え続ける…」
「爪切りで暴れる愛犬を見るのがつらい…」

その問題行動、愛犬からのSOSかもしれません。

従来の無理やり押さえつけるようなしつけではなく、犬自身が喜んでお手入れを受け入れてくれるようになる「ハズバンダリートレーニング(受診動作訓練)」という画期的なアプローチをご存知でしょうか?

無理強いせず、犬自身が喜んで望ましい行動を身につけられることから、近年注目を集めています。

この記事では、年間600頭以上のトリミングを担当するNaturamオーナー宮(みや)が、愛犬の気持ちを尊重しながら自発的な行動を引き出すトレーニングの具体的なステップと、実際に当サロンで劇的な変化を遂げたお客様の感動レポートをご紹介します。

【監修:Naturamオーナー宮(みや)】

グルーマー歴13年、年間600頭以上のトリミングを担当。東急東横線学芸大学駅より徒歩4分のトリミングサロン「Naturam」のオーナーです。
私についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

ハズバンダリートレーニング(受診動作訓練)とは?

ハズバンダリ―トレーニング中の女性とダックスフント

ハズバンダリートレーニングについて、ポイントをまとめました。

  • ■ハズバンダリートレーニングとは
  • ■最大の特徴は犬の自由意思を尊重すること
  • ■ハズバンダリートレーニングの効果
  • ■ハズバンダリートレーニングの重要性

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ハズバンダリートレーニングとは

ハズバンダリートレーニングとは、動物行動学に基づき、動物がストレスを感じることなく身体ケアや医療行為を受けられるようにするためのトレーニング手法です。

もともとは水族館や動物園で、イルカなどに採血や検温を無理なく行うために開発されました。

近年では家庭犬のケアにも取り入れられており、以下のような日常のお手入れが劇的にスムーズになります。

  • 〇爪切り・足裏拭き

  • 〇首輪やハーネスの着脱

  • 〇ブラッシング・バリカン

  • 〇歯磨き・耳掃除

最大の特徴は「犬の自由意志」を尊重すること

ハズバンダリートレーニングは、体罰ではなく食べ物などをモチベーションに行動してもらうのが基本です。

とくに動物の自由意志で行動してもらうのがポイント。

日数をかけて、自発的な協力体勢を教えていくため、スモールステップで進行させます。

ハズバンダリートレーニングの効果

ハズバンダリートレーニングには、以下のような効果があります。

  • ■犬の問題行動を改善する
  • ■犬との信頼関係を築く
  • ■犬とのコミュニケーションを円滑にする
  • ■犬の学習意欲を高める
  • ■犬の生活の質を向上させる

また、日常に活かすことで、以下のような行動がスムーズにできるようになります。

  • ■爪切り
  • ■首輪やハーネスをつける
  • ■足裏を拭く
  • ■ブラッシング
  • ■バリカン
  • ■歯磨き
  • ■耳掃除

身体ケアがスムーズにできることで、犬の生活の質も向上し、ストレスもなくなります。

ハズバンダリートレーニングの重要性

近年、犬の飼育頭数が増加する一方で、犬の問題行動も増加傾向にあります。

吠えたり、噛んだり、飛びついたりといった問題行動は、飼い主にとっても犬にとっても大きなストレスです。

ハズバンダリートレーニングにより、犬の問題行動が改善すれば、犬との暮らしがより快適に変化するはずです。

また、犬との信頼関係を築き、より深い絆を育むこともできます。飼い主と犬、双方の幸せに直結するので、ぜひ取り入れてみましょう。

ハ自宅で実践!ハズバンダリートレーニング3つのステップ

待てのポーズをしている飼い犬(膝に前足)

ハズバンダリートレーニングの基本的な方法は、以下のとおりです。3ステップで取り組みましょう。

  1. 観察:犬のボディランゲージを理解する
  2. 共感:犬のNOを読み取る
  3. 誘導:犬の望ましい行動を強化する

順に詳しく見ていきましょう。

1.観察:犬のボディランゲージを理解する

まず、犬の行動をよく観察し、どのような行動をするのか、どのような時にその行動をするのかを理解しましょう。

犬の行動には、それぞれ意味があります。

例えば、耳や尻尾、鳴き声、体の向きなどで、さまざまな感情を表現しています。

また、目線などからでも、さまざまなメッセージを伝えているのです。

2.共感:犬のNOを読み取る

次に、どのようなときに犬が嫌だと感じるのかを読み取ります

次のようなボディランゲージからもNOは読み取れます。

  • 〇 目をそらす、白目が見える

  • 〇 耳が後ろに倒れる
    〇 尻尾が下がる、足の間に巻き込む

  • 〇 パンティング(口を開けてハアハアと呼吸する)


また、鳴き声などからもNOのメッセージが伝わるはずです。

犬は、人間と同じように感情を持っているため、犬の気持ちに寄り添い、共感することで、犬との信頼関係を結べます。

なかには、触られるのが嫌な子もいます。そういった犬の行動を理解し、犬の気持ちに寄り添うようにしましょう。

3.誘導:望ましい行動を強化する

犬の行動を理解し、気持ちに寄り添ったら、望ましい行動を強化していきます。

作業を楽しく受け入れてもらうために、おやつを使ってポジティブな経験を重ねていきましょう。

例えば「マットの上に乗る」行動を教える場合

  1. おやつを見せて注目させる

  2. マットへ誘導する

  3. 犬が自ら乗ったら、優しく褒めておやつを与える

トレーニング中のアイコンタクトは重要ですが、じっと見つめる行為はNGです。

正面からじっと見られると、犬は緊張し、時には威嚇されてると感じることもあります。

教えていくと自発的に行動するようになるので、そこを強化していきましょう。行動を強化することによって、徐々にできるようになるのです。

教えるコツとしては、オリジナルを入れたり、余計な動きをしないこと。シンプルな動きで伝えていくことです。

犬が望ましい行動をしたときに、大げさに褒めてテンションを高める必要はありません。

小さな成功体験を積み重ねることで、犬は自信を持ち、望ましい行動を繰り返すようになります。

「犬がわかってくれない」のではなく、人が分かりにくい行動をとっているだけと考えましょう。

トレーニングの結果がすぐに出ると期待せず、焦らず地道に練習することが大切です。

おやつで行動を強化するのではなく、言葉で強化していきます。(※最初は、専門知識があるトレーナーから指導を受けることをおすすめします)

【実例】ハズバンダリートレーニングで愛犬はここまで変わる!

ハズバンダリ―トレーニング中のベルくん

当サロン「Naturam」で実際にトレーニングに取り組んだワンちゃんの事例をご紹介します。

体験者: Iさん
犬種:マルチーズ×ヨークシャーテリア
名前:ベルくん

お悩み

  • リラックスした状態で爪切りを切りたい
  • お洋服をスムーズに着せたい

【トレーニング内容】

  • 〇マットへの誘導
  • 〇マットの上でお座りもしくは伏せ

この日はベルくんの初めてのハズバンダリートレーニング!
ママさんパパさんご家族全員で参加くださいました。
ベルくんは終始楽しそうでした。

【トレーニング結果】

ご家族全員でトレーニングに参加。

嬉しいとおやつを求めて鳴くことが多かったベルくんですが、トレーニング後は尻尾を振りながらも落ち着いて行動できるようになりました。

【Iさんのコメント】

楽しそうにトレーニングしてくれるのが何より嬉しかったです。ベルができてても、おやつをあげるタイミングなど、実は人間側のトレーニングかもしれないと気づきました。自宅でも頑張ります!」


事例2:他店で断られた保護犬が1年間で激変

当サロンでハズバンダリートレーニングを1年間継続して受けてくださっている、ある保護犬のワンちゃんの事例をご紹介します。

噛み癖がひどく、口輪すらできなかった出会い

過去のトラウマから極度の恐怖心があり、触ろうとするだけで激しく噛みついてしまう。口輪もできず、他店でトリミングを断られた。

なぜ、そこまで攻撃的になってしまったのか。

それは、過去に「嫌なことを無理やりされ続けた経験」が積み重なり、極度の恐怖心から「噛んで自分を守るしかない」と思い込んでしまっていたからです。

恐怖心を取り除く、月に1回・1時間のステップ

トレーニングは月に1回、1時間のみ。無理をさせず、少しずつ「ここは怖くない場所だ」「人は嫌なことをしない」と学習してもらうことから始めました。

触る練習は、犬が一番恐怖を感じる「顔」から一番遠い「腰回り」からスタートしました。

  • ■まずは腰回り
  • ■次に横腹
  • ■そして前足(※ここに進むまでが非常に大変で、時間がかかりました)
  • ■1年かけて、ようやく顔まわり周辺へ

恐怖心から噛んでしまう犬に対し、強引に施術を進めることは絶対にしません。
ワンちゃんのペースに合わせ、ゆっくりとステップを踏んでいきました。

1年間で起きた「心と行動」の劇的な変化

1年間通い続けていただいた結果、ワンちゃんには驚くべき変化が現れました。

・自分から喜んでトレーニングを受けるようになった

以前はガチガチに緊張していたお顔つきがすっかり穏やかになり、性格まで明るく変化しました。

・「抱っこ」ができるようになった

以前は絶対に触らせてくれなかった抱っこができるようになり、飼い主様からも「前はこんなこと、絶対にできなかったんですよ!」と喜びのお声をいただけるほど、できることがどんどん増えています。

「噛まなくても、気持ちは伝わる」という学習

最も大きな変化は、コミュニケーションの取り方です。

以前は「嫌だ!」という意思表示を「噛む」ことでしか伝えられませんでした。

しかし今では、嫌な時は目でチラッとこちらを見て教えてくれるようになったのです。

「噛まなくても、嫌だと伝えればわかってくれるんだ」ということを学んでくれました。

焦らず犬のペースで。ご自宅での連携の大切さ

現在もまだ、サロンでのシャンプーはできておらず、ご自宅で飼い主様に洗っていただいています。

毛量が多い犬種のため、最終的にはサロンで全身のカットができることを目標に、現在も一歩ずつトレーニングを続けています。

ここまで劇的な変化を遂げたのは、月に1回のサロントレーニングだけでなく、飼い主様がご自宅でも根気強くトレーニングを続けてくださったからです。

吠え癖・噛み癖にお悩みの飼い主様へ

ハズバンダリートレーニングは、魔法ではありません。

時間がかかり、ご家族の「根気」が必要不可欠です。しかし、途中で諦めずに犬の気持ちに寄り添い、正しいコミュニケーションを築くことができれば、犬は必ず応えてくれます。

問題行動の改善は、早ければ早いほど効果的です。

しかし、時間や労力がかかるため、途中で諦めてしまう飼い主様がほとんどなのが現状です。

諦めずに犬の気持ちに寄り添い、正しいコミュニケーションを築き直すことができれば、犬は必ず応えてくれます。

Naturamの体験レッスンで最初の一歩を踏み出しませんか?

ハズバンダリ―トレーニング中の白い犬

ドッグサロンNaturamでは、専門のトレーナーと連携し、ハズバンダリートレーニングの体験レッスンを実施しています。

愛犬との暮らしをより豊かに、ストレスフリーなものにしたい方は、ぜひ一度ご相談ください。

無料相談も承っております。お気軽にお問い合わせください。

オーナー宮文香については、こちらの記事にて!
「オーナー宮文香よりメッセージ」

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