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シニア犬のトリミングを断られて困っていませんか?理由と安心して任せられるサロンの探し方

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こんにちは、ドッグサロンNaturamオーナーの宮です。

この記事を読んでいるあなたは、きっと大切な愛犬がシニア期を迎え、トリミングのことで悩んでいるのではないでしょうか。

「最近、トリミングを断られてしまった」
「年齢を理由に断られるのは仕方ないのかな」

こんな風に不安に思っている方も少なくないでしょう。

わんちゃんの平均寿命が延びてきている現代では、シニア犬との暮らしはより身近なものになりました。しかし、同時に高齢になったからこその様々な問題も出てきます。

わんちゃんの心と体は、年齢とともに少しずつ変化していきます。それは、人間と同じですね。若い頃は平気だったことが、大きな負担になってしまうこともあります。

トリミングサロンとして、最も優先すべきは、わんちゃんの安全です。断られてしまうことには、必ず理由があります。それは、決して飼い主さんやわんちゃんを否定するものではなく、命を守るための責任ある判断なのです。

この記事では、シニア犬がトリミングを断られる理由と、安心して任せられるサロンの選び方を、グルーマーの立場から詳しくお話しします。

私自身もシニア犬と暮らしてきた経験から、飼い主さんの不安に寄り添い、少しでも力になれればと思っています。この記事が、トリミングサロンに対する不信感ではなく、愛犬にとってより良い選択肢を見つけるきっかけとなれば幸いです。

監修:Naturamオーナー宮(みや)

グルーマー歴11年、年間600頭以上のトリミングを担当。東急東横線学芸大学駅より徒歩4分のトリミングサロン「Naturam」のオーナーです。
私についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

シニア犬がトリミングを断られる理由

愛犬の美容と健康を保つためにトリミングは欠かせませんが、シニア犬になるとトリミングサロンで施術を断られてしまうケースがあります

これは、トリマーの技術が未熟だからというわけではなく、安全を最優先に考えたうえでの判断です。シニア犬がトリミングを断られる主な理由について解説します。

体調の変化(心臓、呼吸器、関節など)が起こる可能性がある

高齢になるにつれて、人間と同じように犬も様々な病気にかかりやすくなります。特に、心臓病や呼吸器疾患は、トリミング中にストレスや緊張を感じることで症状が悪化し、命に関わる事態に発展する可能性があります。

トリミングサロンは動物病院ではないため、万が一の事態に対応するための医療設備がありません。そのため、少しでもリスクが疑われる場合は、安全のために施術を断らざるを得ないのです。

長時間の立位保持が難しい

トリミングは、犬が立った状態で行うことがほとんどです。しかし、関節炎などの持病があるシニア犬にとって、長時間同じ姿勢を保つことは大きな負担となります。

少し姿勢を変えようとしただけでバランスを崩して転倒したり、痛みが原因で暴れてしまったりするリスクがあります。トリミング中にわんちゃんが怪我をしないよう、安全を確保することが難しいと判断される場合、トリミングを断る理由となります。

※Naturamでは、立ったままが難しそうな場合、伏せの状態やクッションの上でリラックスしてもらってカットするなど状況を見て対応しています。できる範囲内でのトリミングとなりますが、負担のない方法をワンちゃんに合わせてさせていただいています。

皮膚が弱くなっている、感覚が鈍くなっている

高齢になると、皮膚のバリア機能が低下し、ちょっとした刺激でも傷つきやすくなります。また、皮膚の感覚が鈍くなり、トリミング中の軽いブラシやハサミの刺激に気づかないことも。

その結果、わんちゃんが痛みを感じないまま皮膚を傷つけてしまう危険性があるため、細心の注意が必要となってきます。クレームのリスクを避けるためにシニア犬を受け入れないサロンもあることをご留意ください。

※高齢になると「イボ」が増えてくる場合もあり、ブラッシングやトリミング中に傷つけてしまうことも。飼い主さんが気づいている「イボ」は、トリミング前に教えていただけると助かります。

トリミング中に興奮したり、パニックを起こす可能性がある

若い頃は平気だったわんちゃんでも、年をとると環境の変化や見知らぬ人への警戒心が強くなり、些細なことで興奮したり、パニックを起こしたりすることがあります。

過度なストレスは体調不良につながる可能性があるため、安全にトリミングを行うことが難しいと判断された場合は、無理に施術は行いません。これらの理由を理解していただくことが、安全なトリミングへの第一歩となります。

※高齢になるとドライヤーの大きな音にビックリしてパニックになる子もいます。様子を見て、風圧が弱いドライヤーに変更する場合があります。若いときにはなかった変化があれば、事前に共有いただけると嬉しいです。

シニア犬がトリミングする際に注意すべきこと

愛犬がシニア期を迎えると、トリミングはこれまで以上に配慮が必要になります。安全に、そして愛犬にできるだけ負担をかけずにトリミングを行うために、飼い主さんが知っておくべき注意点をまとめました。

かかりつけの獣医さんに相談し、健康状態を把握する

トリミングを依頼する前に、まずはかかりつけの獣医さんに相談し、健康状態を正確に把握しておきましょう。特に、心臓病、呼吸器疾患、関節炎などの持病がある場合は、トリミング中のストレスや体勢が体に負担をかけないか確認しておきます。

獣医さんからOKが出た場合でも、診断書や健康状態に関するメモを用意しておくと、トリマーさんとのコミュニケーションがスムーズになります。

シニア犬のトリミングに慣れているサロンを探す

シニア犬のトリミングには、若くて元気な犬とは異なる専門的な知識と経験が必要です。施術時間や体勢に配慮してくれる、休憩を挟んでくれるなど、シニア犬に特化したサービスを提供しているサロンを探しましょう。

インターネットの口コミやSNSで情報を集めたり、実際にサロンに電話をして、シニア犬のトリミング実績について確認することをおすすめします。

※Naturamでは、シニア犬の対応は可能ですが、できるだけ若い時から通ってくださると嬉しいです。

持病や気になる点を正確に伝える

サロンを予約する際には、必ず愛犬の年齢、持病、服用している薬、嫌がる場所、過去のトリミングでの様子などを正確に伝えましょう。些細なことでもトリマーさんにとっては重要な情報となります。

特に、皮膚の弱い部分、関節の痛み、過去にパニックを起こした経験などがあれば、詳しく伝えるようにしましょう。情報があれば、トリマーさんが安全な施術計画を立てやすくなります。

自宅でブラッシングや簡単なケアをして、トリミングの負担を減らす

日頃から自宅でブラッシングや簡単な部分ケア(目の周りや足先の毛を整えるなど)を習慣にしておくと、サロンでのトリミング時間を短縮でき、愛犬の負担を減らせます。特に、毛玉ができやすい長毛種は、こまめなブラッシングが重要です。

※嫌がる場合は無理に頑張らなくても大丈夫!そのままおまかせください。

トリミング後の変化を観察する

トリミングから帰宅した後は、愛犬の様子をよく観察しましょう。いつもと違う様子はないか、食欲や排泄に変化はないかなどを確認します。

トリミングは愛犬にとってストレスとなる場合もあります。いつもと違う様子が見られた場合は、無理をさせず、ゆっくり休ませてあげましょう。

数日経っても改善しない場合は、サロンや獣医さんに相談してください。この際、サロンのせいにしてしまうこともありますが、大前提としてリスクはあることをご理解いただきたいです。

※シニア犬との付き合い方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:【トリマー解説】シニア犬は何歳から?老犬との付き合い方とトリミングのコツ

安心してシニア犬を任せられるトリミングサロンかを知るチェックポイント

シニア犬は、トリミングサロン選びも慎重に行う必要があります。大切な家族を安心して任せられるサロンを見つけるために、以下のチェックポイントを参考にしてください。

シニア犬の受け入れ実績

そのサロンがシニア犬のトリミングを積極的に受け入れているかを確認しましょう。ホームページやSNSに「シニア犬歓迎」「年齢制限なし」などの記載があるかをチェックします。また、実際に電話で問い合わせてみるのもおすすめです。

シニア犬のトリミング実績が豊富なサロンは、施術中の体調変化にも慣れており、安心して任せられます。ちなみに、シニアになってからいきなりサロンを変えるよりも、若い頃から通い慣れたサロンにシニア時の対応を確認しておくのが望ましいです。

事前のカウンセリングの丁寧さ

シニア犬のトリミングでは、事前のカウンセリングが重要です。愛犬の性格、持病、過去のトリミングでの様子、苦手なことなどを丁寧にヒアリングしてくれるサロンを選びましょう。

単に「カットの希望」を聞くだけでなく、愛犬の健康状態やストレスレベルに配慮したトリミング方法を提案してくれるかどうかがポイントです。

設備やオプションの充実度

シニア犬の体に負担をかけないための設備やオプションが用意されているかも確認してください。例えば、長時間立っていられない犬のために、座ったままで施術できる台があるか、無理のないペースで休憩を挟んでくれるかなどです。これらの配慮は、愛犬の安心と安全につながります。

※Naturamでは、高さが苦手な子のために低い台も用意しています。

低い台なので高いところが苦手な子も安心

トリマーの知識と経験

トリマーがシニア犬特有の体調の変化や持病に関する知識を持っているかも重要な要素です。施術中に異変があった場合の対応はもちろん、関節に負担をかけない抱き方や、ストレスを軽減させる声かけなど、細やかな配慮ができるトリマーがいるか確認しましょう。直接話を聞いて、そのトリマーの動物への愛情と専門性を感じられるサロンを選ぶことが大切です。

緊急時の対応体制

トリミング中に愛犬の体調に急変があった場合の対応体制について、事前に確認しておくことも重要です。近くの病院と連携しているか、応急処置ができるかなど、具体的な対応策を尋ねてみましょう。

緊急時の備えがしっかりしているサロンは、万が一の事態にも冷静に対応してくれるでしょう。この点は、サロン側だけでなく、飼い主さんも「すぐに連絡が取れる状態でいる」「すぐにお迎えに来られるよう近くで待機しておく」「同伴をお願いしたときに協力する」など、お互いの協力が必要となります。

※Naturamでは、緊急の場合徒歩5分にある動物病院に相談します。シニアの場合、動物病院が対応できる時間帯に予約を入れることが重要です。

Naturamがシニア犬のトリミングで大切にしていること

Naturamでは、シニア犬のトリミングに可能な限り対応できるよう、様々な工夫をしています。私自身、以前働いていたサロンでもハイシニアのわんちゃんを多く担当してきました。

負担を考慮して、できる範囲ですすめる

シニア犬になると、どうしても出来なくなることも出てきます。できる範囲内で行わせていただいたり、負担を考え相談しながらバリカンで短くさせていただいたりと、飼い主様のご協力のもと進めておりました。

様子を見ながら始める

当サロンでは、シニア犬に限らず、来店時にすぐに施術を始めることはありません。飼い主さんと離れて緊張が高くなる子もいます。まずはわんちゃんの状態が落ち着いてからスタートします。

グルーミング作業(お耳掃除・爪切りなど)も、様子を見ながら始めます。トリミング台で行うこともあれば、床での作業、膝の上など、その子に合わせて進めます。Naturamでは、ケアサポートホルダーを導入しました。姿勢を安定させるため必要に応じて使用することもあります。

足がついて姿勢も保持できる

その子のペースに合わせる

施術中も、わんちゃんの様子を常に観察しています。様子を見て休憩を挟むこともあれば、そのままシャンプーに入ることもあります。ブローが苦手な子には、ゆるい風を当てながら自然乾燥させるなど、その子のペースに合わせて進めていきます。カットも、負担をかけないことを最優先に「できる範囲内」で行います。

休憩をはさみながらすすめる

施術時間はその子によって様々です。短くて2時間、長いと3時間、3時間半かかることもあります。休憩時間をこまめに挟み、わんちゃんのストレスを最小限に抑えながら進めるため、時間がかかってしまうことをご理解ください。

トリミングは健康維持のために重要なケア

当サロンでも、シニア犬のトリミングを数多く担当させていただいています。 例えば、以前担当させていただいた15歳のシーズーちゃん。関節が弱く、長時間立っていることが難しい子でした。

トリミング台に立つ時間をできるだけ短くするため、シャンプーやブローは座らせて行い、カットも床にマットを敷いて座った状態で行いました。飼い主さんからは「家では嫌がるのに、宮さんには身を任せているようでした」と嬉しいお言葉をいただきました。

また、高齢で視力が低下しているトイプードルちゃんは、音や動きに敏感になっていました。驚かせないよう、ゆっくりと優しく声をかけながら、ハサミの音にも配慮しながら施術しました。施術後には、足元が軽くなったようで、帰りの足取りがいつもよりしっかりしていたとご報告いただき、とても嬉しかったです。

料金体系と予約方法

料金については、わんちゃんの状態や施術内容によって変動する場合がございます。明確な金額は提示しておりませんが、事前カウンセリングで詳しくお話しさせていただきます。ご予約はLINEにて承っておりますので、まずはお気軽にご連絡ください。

トリミングは健康維持に欠かせないケアです

シニア犬のトリミングは、単なる美容ではなく、健康維持のための重要なケアです。断られてしまった経験は、より良いサロンと出会うためのステップだと捉えましょう。わんちゃんがシニアになっても快適に過ごせるよう、私たちグルーマーも最善を尽くします。

シニア犬のトリミングに、可能な限り対応いたします。ご相談だけでもお気軽にご連絡ください。飼い主さんとわんちゃんが、笑顔で毎日を過ごせるよう、お手伝いさせていただけたら幸いです。

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