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【プロのグルーマーが解説】サマーカットは本当に必要?愛犬の皮膚を守るための正しい選択

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「愛犬のために、今年の夏はサマーカットにしようかな?」
夏の暑さが厳しくなると、そう考える飼い主さんは多いですよね。

でも、ちょっと待ってください!
サマーカットは、全てのワンちゃんにとって最適な暑さ対策とは限りません。間違ったカットは、かえって愛犬の皮膚や健康に悪影響を与えてしまうリスクもあるのです。

この記事では、年間600頭以上のトリミングを担当する現役プログルーマーの私(ドッグサロンNaturamオーナー・宮)が、サマーカットの基本から、メリット・デメリット、犬種別の注意点、そしてカット後の正しいアフターケアまで徹底解説します。

愛犬にとっての「ベストな夏の過ごし方」を一緒に見つけていきましょう!

この記事の監修者:宮(みや)
グルーマー歴11年、年間600頭以上のトリミングを担当。
東急東横線「学芸大学駅」徒歩4分のトリミングサロン「Naturam」オーナー。
※オーナーの詳しいプロフィールはこちらの記事をご覧ください。

サマーカットとは?目的と2つの仕上げ方法


サマーカットとは、主に夏の暑さ対策として、犬の被毛を全体的に短くカットするトリミングスタイルのことです。被毛を短くすることで体温調節をサポートし、お手入れを楽にする目的があります。

サマーカットには、大きく分けて以下の2種類の手法があります。

仕上げ方法 特徴とメリット こんなワンちゃんにおすすめ
バリカン仕上げ 均一に短く仕上がり、風通しが抜群。お手入れが最も楽。 暑がりな子、毛玉ができやすい子
ハサミ仕上げ バリカンより長さを残し、ふんわり自然な見た目に仕上がる。 皮膚が敏感な子、長さを微調整したい子

ワンちゃんの犬種や皮膚の状態に合わせて、サロンで相談しながら決めるのがベストです。

サマーカットの4つのメリット


サマーカットには、飼い主さんにもワンちゃんにも嬉しいメリットがたくさんあります。

  •  

    熱中症の予防(体温調節のサポート)


    犬は人間のように汗で体温調節をするのが苦手です。プードルなど毛が伸び続ける犬種は、短くカットすることで熱を逃がしやすくなります。
  •  

    お手入れの負担軽減


    被毛が短いと、日頃のブラッシングやシャンプーが格段に楽になり、厄介な毛玉も防げます。
  •  

    皮膚病の予防(蒸れ防止)


    高温多湿の日本の夏は、皮膚が蒸れてトラブルが起きがちです。通気性を良くすることで皮膚を清潔に保ちます。
  • ノミ・ダニの早期発見


    草むらなどにお散歩に行く際、被毛が短いと寄生虫を発見しやすくなり、早期対策が可能です。

要注意!サマーカットのデメリットとリスク


良いことばかりに見えるサマーカットですが、プロの視点から必ず知っておいていただきたい注意点があります。

  •  

    紫外線による皮膚へのダメージ


    被毛は強い日差しから皮膚を守る「日傘」の役割も果たしています。極端に短くしすぎると、紫外線ダメージを直接受けてしまいます。
  •  

    冷房による冷え(体温調節機能の低下)


    被毛がなくなることで、逆に室内では冷房の冷気によって寒さを感じやすくなることがあります。
  •  

    バリカン負けによる皮膚トラブル


    皮膚が敏感な子やシニア犬の場合、バリカンの刺激で皮膚が赤くなったり荒れたりすることがあります。
  •  

    【重要】毛質が変わる・生えてこなくなるリスク


    犬種によっては、一度短く刈り込むと元の毛並みに戻らなかったり、毛が生えてこなくなったりする「バリカン後脱毛症(アロペシアエックス)」のリスクがあります。

【犬種別】サマーカットの向き・不向き


犬種ごとの被毛の特性(シングルコート・ダブルコートなど)によって、サマーカットの必要性は大きく変わります。

被毛のタイプ 代表的な犬種 サマーカットの適性・注意点
長毛種
(伸び続ける)
トイプードル、マルチーズ、パピヨンなど おすすめ。
毛が絡まりやすいため、お手入れしやすい長さにカットしましょう。
短毛種 ミニチュアピンシャー、イタリアングレーハウンドなど 基本的に不要。
皮膚病予防などで部分的にカットする程度で十分です。
ダブルコート種 柴犬、ポメラニアン、ゴールデンレトリバーなど 原則NG。
下毛(アンダーコート)が体温調節を担っているため、カットすると機能が低下します。

※どうしてもダブルコート種で短くしたい事情がある場合は、必ずプロのトリマーにご相談ください。

サマーカット後の正しいアフターケア


カットして終わりではありません。短くなった被毛の代わりに、飼い主さんがしっかりと皮膚を守ってあげる必要があります。

    •  

      お出かけ時の紫外線対策


      お散歩の際は、UVカット機能や接触冷感素材のドッグウェアを着せて、直接肌に直射日光が当たらないようにしましょう。
    •  

      保湿ケアの徹底


      被毛が短いと皮膚の水分が奪われやすくなります。犬用の保湿剤でしっかりとバリア機能を補ってあげてください。(当サロンでは、サロン専売の高保湿ケア「ミスセラミド・ホシカル」を取り扱っております)

 

トリミングサロンでの失敗しないオーダー方法


「他店で思っていたより短くされてショックだった…」というお声は少なくありません。サロンでオーダーする際は、以下のポイントを伝えると失敗を防げます。

  • 「サマーカットで」という言葉だけで終わらせない


    「地肌が透けないくらいの長さで」「バリカンは使わずハサミで短くしてほしい」など、具体的に伝えましょう。写真を見せるのも効果的です。
  • イボや傷を事前に申告する


    皮膚トラブルや隠れたイボがある場合は、施術前のカウンセリングで必ず共有してください。

※ご自宅でのセルフカットは、関節の出っ張りや皮膚のたるみを傷つけてしまうリスクが高いため、基本的にはおすすめしていません。無理をせずプロにお任せください。

当サロンのサマーカット事例

当サロンのお客様の可愛いお客様のサマーカット事例をご紹介します。

 

 

Instagramでは、お客様のカット事例やサロンでの様子を動画でご紹介しています。

画像をタップするとInstagramに飛びますので、ぜひのぞきに来てくださいね。

おわりに

サマーカットは、正しく活用すれば愛犬が快適に夏を過ごすための素晴らしい手段になります。しかし、犬種や肌質によってはリスクも伴います。

また、紫外線から守ってくれる毛がなくなることになるため、かえってマイナスとなくことも覚えておきましょう。

涼しくしたい=サマーカットと短絡的に考えず、ファッションではなくわんちゃんの快適性を優先さるようお願いいたします。

「うちの子にはどんなカットが合っているの?」と少しでも迷われたら、ぜひドッグサロンNaturamにお気軽にご相談ください。プロのグルーマーである宮が、あなたの愛犬のライフスタイルにぴったりのスタイルをご提案します!

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