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老犬が喜ぶ!健康長寿に繋がるおやつの選び方と簡単手作りレシピ

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可愛い愛犬も、8歳になると立派なシニア犬。このような悩みはありませんか?

「最近、うちの子の食欲が落ちてきた…」

「どんなおやつを選んであげたらいいの?」

食事に関する悩みが増えてきて、どのような食事やおやつを用意していいか戸惑う飼い主さんは多いのではないでしょうか。

私もグルーマーとして、多くのシニア犬とそのご家族に出会ってきました。老犬との大切な時間をより豊かにするためには、おやつが大きな役割を果たすことがあります。

ただ単に「おいしいもの」というだけでなく、おやつにはコミュニケーションの促進食欲不振時の栄養補給、そして何よりも精神的な満足感を与えてくれる力があるのです。

この記事では、老犬のおやつ選びで特に注意していただきたいポイントや、安全な与え方、そしてご自宅で簡単に作れる手作りレシピのヒントまで、私の経験を交えながら詳しくご紹介していきます。

目黒区学芸大学駅にあるドッグサロンNaturamオーナーである私自身、シニア犬ムーンの飼い主です。普段用意する手作りおやつのレシピと食べさせる時の工夫も大公開しますね。

この記事を読み終える頃には、愛犬にぴったりの、そして健康長寿につながるおやつ選びのヒントがきっと見つかるはずです。愛犬のキラキラした瞳を見るために、一緒に最適な方法を探していきましょう。

監修:宮(みや)

グルーマー歴11年、年間600頭以上のトリミングを担当
東急東横線学芸大学駅より徒歩4分のトリミングサロン「Naturam」のオーナー
オーナーについてはこちらの記事で詳しく紹介しています!

老犬におやつを与えるメリットとは?

老犬におやつを与えることは、単なるご褒美以上のメリットがあります。

◆コミュニケーションの促進
◆食欲不振時の栄養補給
◆デンタルケア
◆精神的な満足感

それぞれ詳しく見ていきましょう。

コミュニケーションの促進

おやつを通じて愛犬と触れ合う時間は、飼い主さんとの絆をより一層強める大切な機会です。優しく声をかけながらおやつを与えることで、愛犬は飼い主さんからの愛情を感じ、安心感を得られます。これは、シニア期に入り、活動量が減ってきた犬にとって重要な時間となります。

※子犬の頃はトレーニングのためにおやつを利用することもありますが、シニア犬になってからはトレーニングよりもコミュニケーションを優先させてください。

食欲不振時の栄養補給

シニア犬になると、食欲が落ちてしまう子が少なくありません。病気ではないけれど、いつものご飯をあまり食べない…そんな時に、嗜好性の高いおやつは食欲を刺激し、必要な栄養を補給する手助けをしてくれます。

おやつをきっかけに、少しでも口にすることで、体力の維持にも繋がります。ただし、病気を抱えている子の場合は、かかりつけの獣医師に相談しながら与えるようにしてくださいね。

デンタルケア

「おやつでデンタルケア?」と思われるかもしれませんが、適切なおやつを選ぶことで、噛む動作が歯石の沈着を抑える補助的な役割を果たすことがあります。

ただし、歯磨きガムや硬すぎるおやつだけに頼るのは避けましょう。あくまで補助的なものとして考え、歯を折ったり欠けたりしないよう、愛犬の歯の状態に合った硬さのものを選ぶことが重要です。硬すぎるおやつは、特にシニア犬の弱くなった歯には負担が大きいので注意しましょう。もちろん歯磨きは毎日欠かさず行うようにしてくださいね。

精神的な満足感

食べることは、犬にとって大きな喜びの一つです。おやつを与えることで、愛犬は幸せな気持ちになり、日々の生活に彩りを与えられます。これは、愛犬のQOL(生活の質)を向上させる上で大切な要素です。少しの工夫で、愛犬の「おいしい!」という笑顔を引き出せますよ。

老犬のおやつ選びで特に注意したいポイント

老犬のおやつを選ぶ際には、若齢犬とは異なるいくつかの重要なポイントがあります。愛犬の健康と安全のために、以下の点に特に注意して選びましょう。

◆消化のしやすさ
◆多めの水分
◆アレルギーへの配慮
◆硬さと大きさ
◆添加物の有無
◆栄養バランス

それぞれ詳しく見ていきましょう。

消化のしやすさ

シニア犬は消化機能が衰えてくるため、消化器官への負担が少ないおやつを選びましょう。具体的には、低脂肪・低タンパクなものがおすすめです。また、

水溶性食物繊維が豊富な食材を含むものは、便通を整える効果も期待できます。固形のおやつを与える際は、細かく刻んだり、ペースト状にしたりすると、さらに消化しやすくなるでしょう。

また、食事を与える際には、ご飯を食べる台の高さも重要です。床から直接食べさせるのではなく、首を下げずに済むよう、愛犬の体高に合った高さの食器台を使いましょう。飲み込みやすくなり、消化への負担を軽減できます。

多めの水分

老犬は、運動量が減ったり、喉の渇きを感じにくくなったりして、水分摂取量が不足しがちです。脱水は体調不良の原因にもなるため、おやつから水分が摂れるように工夫すると良いでしょう。ゼリー状のおやつや、水分を多く含む野菜や果物を細かく刻んで与えるのも良いでしょう。

アレルギーへの配慮

愛犬に食物アレルギーがある場合は、特定原材料不使用のおやつがおすすめです。穀物アレルギーがある子や消化が苦手な子には、グレインフリー(穀物不使用)の選択肢も検討してみましょう。

購入する際は、原材料表示をしっかり確認し、愛犬に合わないものが含まれていないかチェックしてください。新しいおやつを試す際は、必ず少量から与え、愛犬の様子を注意深く観察することが大切です。万が一、体調に変化が見られた場合は、すぐに与えるのを中止し、獣医師に相談してください。

硬さと大きさ

シニア犬は歯が弱くなっていたり、歯周病を抱えていたりすることがあります。そのため、歯の状態に合わせて、無理なく噛める硬さのおやつを選ぶことが重要です。硬すぎるおやつは、歯が折れたり欠けたりする原因になります。また、小型犬や歯が弱い犬には、小さく食べやすいサイズのものを選びましょう。

ただし、小さすぎると喉に詰まらせてしまう危険性もありますので、愛犬の口の大きさに合った、喉に詰まらせない適切なサイズを見極めることが大切です。与える際は、目の届くところでしっかり見守ってあげてください。

添加物の有無

着色料、香料、保存料などの人工添加物は極力避けるのが理想です。無添加または自然由来の成分で作られたおやつを選ぶように心がけましょう。

ただし、「保存料=体に悪い」と一概に決めつけるのは早計です。まずは、どのような保存料が使用されているのかを確認してください。食品が腐敗するのを防ぐために必要なものもあります。保存料を使用していないおやつは、開封後の傷みが早いため、早めに使い切るようにしましょう。

栄養バランス

おやつはあくまで総合栄養食を基本とした食事の補助的なものと考えることが重要です。おやつを与えすぎると、必要な栄養が不足したり、過剰なカロリー摂取に繋がったりする可能性があります。

1日の摂取カロリーの10〜20%を目安に、与える量に注意しましょう。愛犬の健康状態や活動量に合わせて、獣医師に相談しながらおやつを選ぶのも有効な方法です。

※当サロンでも食事やおやつのご相談は可能です。

3. おすすめのおやつ種類別紹介

ここでは、老犬におすすめのおやつを種類別に紹介します。

◆ジャーキー・スティック
◆クッキー・ビスケット
◆ボーロ
◆チーズ
◆野菜・果物

それぞれの特徴を理解し、愛犬に合ったものを選んであげましょう。

事例1|ジャーキー・スティック

ジャーキーやスティックタイプのおやつは、高タンパクで嗜好性が高いため、食欲がない時でも食べてくれることがあります。さまざまな硬さやサイズがあるので、愛犬の歯の状態や好みに合わせて選びやすいのも特徴です。

選び方の注意点: 老犬には、無添加低脂肪のものを選びましょう。特に、腎臓病や肝臓病、膵炎などの持病を抱えている子は、獣医師に相談してから与えるようにしてください。

事例2|クッキー・ビスケット

クッキーやビスケットは、さまざまなフレーバーがあり、愛犬が飽きずに楽しめるおやつです。手軽に与えられるのもメリットですが、歯に付着しやすいという点に注意しましょう。与えた後は、しっかり歯磨きをしてデンタルケアを心がけましょう。

事例3|ボーロ

ボーロは、口溶けが良く、消化しやすいのが特徴です。幼犬から老犬まで、幅広い年齢の犬に与えやすく、特に噛む力が弱くなった老犬にはおすすめです。噛むのが苦手な子には、少し水でふやかしたり、砕いて与えたりすると良いでしょう。

事例4|チーズ

チーズは嗜好性が高く、食欲がない時にも有効な選択肢です。ただし、高脂肪であるため、与えすぎには十分注意が必要です。

選び方の注意点: 必ず無塩または低塩のものを選びましょう。人間用のプロセスチーズなどは塩分が多いため、犬には与えないでください。

事例5|野菜・果物

野菜や果物は、自然な甘みや風味があり、栄養も豊富です。食物繊維やビタミン、ミネラルを補給できるヘルシーなおやつとしておすすめです。与える際は、細かく切ったり、茹でるなど加熱したりすると、消化しやすくなります。

注意点: 犬に与えて良いものと悪いものをしっかり把握しておくことが大切です。玉ねぎ、ぶどう、アボカドなど、犬にとって有害な食材は決して与えないでください。初めて与える野菜や果物は、少量から試し、愛犬の様子をよく観察しましょう。

老犬のための簡単手作りおやつレシピ

市販のおやつも良いですが、ご自宅で手作りすれば、愛犬の体調や好みに合わせて材料を調整でき、添加物の心配もありません。ここでは、老犬にも安心して与えられる簡単レシピをいくつかご紹介します。

【オリジナルレシピ】簡単蒸し野菜のサラダ

材料:

 ●野菜2~3種類(冷蔵庫にあるものでOK)
 ●むね肉のペースト

 作り方:

  1. 2~3種類の野菜を蒸す
  2. 蒸した野菜を細かく刻む。
  3. トッピングする

ポイント:老犬が食べやすいように、かなり小さめにカットするのがポイント。ミキサーを使うのもおすすめです。

我が家の老犬ムーンのケースを紹介

我が家のムーンは、老犬で歯がありません。そのため野菜も軟らかめに蒸すようにしています。

口周りが汚れるので、食事の時はエプロンをつけています。

食事の皿の高さも重要です。喉が床と平行になるように調整した台を用意しましょう。

やわらかいペースト状の食事だと、口周りが汚れやすく、放っておくと毛がカピカピになってしまいます。そんな時、シュッとひと吹きして、さっと拭くだけで汚れが取れる、おすすめスプレーをご紹介します。

自然水100%の電気分解水で、薬品を使用せずに汚れを落としてくれる優れものです。

私も便利に使わせていただいています!

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肌が弱い子にも使えて、シャンプー代わりにもなるのでおすすめです。

 ◆敏感肌のお手入れ
 ◆目ヤニ・目、口周りの汚れ落とし
 ◆食事後のお口周り
 ◆耳の中
 ◆お散歩後の汚れ落とし
 ◆幼犬・老犬のシャンプー代わり

食事後は、顔周りのべたべたを取ってあげてくださいね。

ほかにも簡単レシピを3つ紹介します。

1.野菜たっぷり!ヘルシーとろとろスープ

材料:

 ●鶏ひき肉(少量)

 ●人参、大根、キャベツなど、愛犬が食べられる野菜(冷蔵庫にあるものでOK!3種類くらいあると栄養も豊富です)

 ●水

作り方:

  1. 人参、大根、キャベツなどの野菜を細かく刻みます。老犬が食べやすいように、かなり小さめにカットするのがポイントです。
  2. 鍋に刻んだ野菜と鶏ひき肉、適量の水を入れ、野菜がやわらかくなるまで煮込みます。
  3. 煮込んだ後、ミキサーにかけるか、フォークなどで潰してペースト状にしましょう。

ポイント:水溶性食物繊維は水に溶け出すので、茹で汁ごと与えると栄養を余すことなく摂取できます。ただし、腎臓病など持病がある場合は、かかりつけの獣医師に茹で汁を与えても良いか確認してくださいね。

2.さつまいものヘルシークッキー

材料:

 ●さつまいも

 ●米粉(さつまいもの量に合わせて調整)

作り方:

  1. さつまいもは皮をむき、適当な大きさに切って蒸すか茹でてやわらかくします。
  2. やわらかくなったさつまいもを潰し、米粉または薄力粉を混ぜて、耳たぶくらいの硬さになるまでこねます。
  3. 生地を好きな形に成形し、170℃に予熱したオーブンで、表面がきつね色になるまで焼きます。
  4. 冷めたらできあがりです。

ポイント: 砂糖不使用で自然な甘さを活かしたクッキーです。さつまいもは食物繊維も豊富なので、便秘気味の子にもおすすめ。

3.鶏むね肉のジャーキー

材料:

 ●鶏むね肉

作り方:

  1. 鶏むね肉を薄切りにします。薄ければ薄いほど乾燥しやすく、硬すぎず老犬にも食べやすくなります。
  2. 薄切りにした鶏むね肉を茹でるか蒸します。
  3. 茹でたり蒸したりした鶏むね肉をキッチンペーパーなどで水気をしっかり拭き取り、オーブンの低温(100℃以下)でじっくり乾燥させます。

ポイント: 高タンパクで低脂肪、そして無添加なので安心して与えられます。手作りならではの安心感が魅力です。完全に乾燥させることで、保存性が高まります。

老犬におやつを与える際の注意点と工夫

老犬におやつを与える際は、いくつかのポイントを押さえることで、より安全に、そして効果的に与えることができます。

◆与える量と頻度に気をつける
◆目的を持って与える
◆目の前で与え、誤飲を防ぐ
◆体調や食欲に合わせて調整する
◆バランスの取れた食事を基本とする

それぞれ詳しく見ていきましょう。

与える量と頻度に気をつける

おやつはあくまで補助的なものなので、与えすぎは禁物です。1日の摂取カロリーの10〜20%を目安に、少量ずつ与えるようにしましょう。特に、持病がある子や体重管理が必要な子は、獣医師と相談しながら量を決めることが大切です。

目的を持って与える

シニア犬におやつを与える際は、漠然と与えるのではなく、「コミュニケーションの時間」として活用するのがおすすめです。愛犬に語りかけながら、優しくおやつを与えましょう。信頼関係が深まり、愛犬の精神的な安定にもつながります。

目の前で与え、誤飲を防ぐ

老犬は、食べ物を飲み込む力が弱くなっていたり、慌てて食べてしまったりすることがあります。そのため、おやつを与える際は必ず目の前で見守り、喉に詰まらせないように注意してください。小さすぎたり、大きすぎたりしないか、愛犬の口の大きさに合ったサイズであるかを確認し、もし丸呑みしそうであれば、さらに細かくして与えるなどの工夫をしましょう。

体調や食欲に合わせて調整する

愛犬の体調や食欲は日々変化します。元気がない時や食欲不振の時は、無理におやつを与えるのは避けましょう。ただ、あまりにもご飯を食べなくて心配な場合は、ご紹介したような嗜好性の高いおやつを少量与えてみると、食べてくれることもありますよ。無理強いせず、愛犬の様子をよく観察しながら与えることが大切です。

バランスの取れた食事を基本とする

おやつに頼りすぎず、バランスの取れた総合栄養食を基本とすることが重要です。おやつはあくまで「プラスアルファ」の楽しみとして、愛犬の健康を第一に考えた食事を心がけてあげてください。

まとめ

老犬にとっておやつは、単なる食べ物ではなく、飼い主さんとの絆を強め、食欲を刺激し、そして何よりも心の満足感を与えてくれる大切な存在です。

消化のしやすさ、アレルギーへの配慮、硬さやサイズ、添加物の有無、栄養バランスなど、この記事で紹介したポイントに注意して選びましょう。

もし、おやつ選びに迷ったら、いつでも当サロンにご相談ください。私たちグルーマーは、トリミングを通じて愛犬の健康状態を日々観察しています。その経験を活かし、愛犬に合ったおやつ選びのアドバイスをするので、お気軽にご相談ください。

愛犬との毎日が、これからも笑顔と健康で満ち溢れることを心から願って。

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