※ご予約はLINEからお願いいたします。

Dog salon Naturam
Dog salon Naturam
【営業時間】10:00〜18:00【定休日】不定休
※ご予約はLINEからお願いいたします。

【プロトリマーが語る】トリミング中の死亡事故・突然死について

  • HOME
  • お知らせ
  • 【プロトリマーが語る】トリミング中の死亡事故・突然死について
トリミング中の事故について

 

愛犬をトリミングサロンに預ける際、「もしも何かあったら…」と不安に感じたことはありませんか?

大切に育てている我が子だからこそ、その心配は当然のことです。

近年、ニュースなどでトリミング中の痛ましい事故や突然死について耳にすることが増え、心を痛めている飼い主様も多いことでしょう。


・・・・・・・・

こんにちは!
ドッグサロンNaturam(ナチュラム)オーナーの宮です。

今回は、多くの飼い主様が不安に思いつつもなかなか聞けない「トリミング中の死亡事故・突然死」という重いテーマについて、現役のグルーマーの視点から、その原因や予防策、そして当サロンの取り組みについてお話しさせていただきます。

犬の命を守るための知識として、少しでもお役に立てれば幸いです。

この記事の監修者:宮(みや)
グルーマー歴16年、年間600頭以上のトリミングを担当。
東急東横線「学芸大学駅」徒歩4分のトリミングサロン「Naturam」オーナー。
※オーナーの詳しいプロフィールはこちらの記事をご覧ください。

 

愛犬を事故や過失から守るために

 

SNSなどで「トリミング中の死亡事故」がセンセーショナルに取り上げられることがあります。

悲しい出来事ですが、一部の切り取られた情報だけでサロン側が一方的に非難されてしまうケースも少なくありません。

しかし、原因はサロン側だけにあるのでしょうか。

決して責任逃れではなく、飼い主様に「リスクを正しく理解していただきたい」という強い思いから、この記事を執筆することにしました。

愛犬の安全を守るためには、正しい知識の共有が不可欠だと考えています。

 

サロンの過失と「防ぎきれない突然死」の違い

乱暴な扱いや熱中症の放置など、明らかなサロン側の過失による事故は絶対に許されるものではありません。

かしそれとは別に、どれだけグルーマーが注意を払い、万全の対策を講じていても防ぎきれない「突然死」が実際に存在するという事実を知っていただきたいのです。

生き物である以上、予期せぬ体調の急変は起こり得ます。

この現実から目を背けず、最悪の事態を防ぐために何ができるかを一緒に考えていきたいと思います。

 

なぜ起こる?トリミング中の突然死の原因とリスク

 

トリミング中の事故や突然死の原因は一つではありません。多くの場合、複数の要因が重なって起こります。


◆慣れない環境での極度の緊張

◆ハサミやドライヤーの音に対する恐怖

◆立ちっぱなしの姿勢による肉体的な疲労


などが、愛犬の心身に大きな負担をかけます。

この負担が引き金となり、心不全や呼吸困難などを引き起こすケースが報告されています。

私たちグルーマーは、このリスクを常に念頭に置いて施術を行っています。

 

注意が必要な犬種や年齢について

 

すべての犬にリスクはありますが、特に注意が必要なのが以下のカテゴリーに当てはまるワンちゃんです。


◆シニア犬

◆持病がある犬

◆短頭種

◆怖がり


以上に該当する場合、健康な成犬に比べて体力や環境適応能力が低く、些細なストレスが命に関わる事態に発展する恐れがあります。

年齢や犬種特有の体質をしっかりと理解し、その子に合わせた慎重な扱いが求められます。

年齢を重ねるごとに、サロンでの過ごし方やカットスタイルを見直すことも非常に重要です。

シニア犬にとってのトリミングのリスク

人間と同じように、犬も高齢になると体力や免疫力が低下します

若い頃は平気だったシャンプーやドライヤーの熱、長時間の起立姿勢が、シニア犬にとっては想像以上の負担となります。

関節の痛みから立っているのが辛くなったり、心臓機能の低下によって興奮状態が危険を招いたりすることもあります。

そのため、シニア犬のトリミングは「美しさ」よりも「負担の軽減」と「清潔さの維持」を最優先に行う必要があります。

短頭種(パグやフレンチブルなど)の呼吸リスク

パグ、フレンチブルドッグ、シーズーなどの短頭種は、生まれつき気道が狭く、呼吸による体温調節が苦手です。

トリミング中の緊張や興奮、ドライヤーの温風によって体温が上昇すると、すぐにパンティング(激しい呼吸)が始まり、最悪の場合は熱中症や呼吸困難に陥る危険があります。

短頭種の施術では、室温管理やドライヤーの温度設定に細心の注意を払い、呼吸状態を常に確認しながらスピーディに終えることが必須です。

また、サロンに歩いてくる場合、心肺の興奮が落ち着くまで待つ必要があります。

できれば、サロン施術前は、抱っこや車で来店するなど、興奮していない状態で来店していただくことをおすすめします。

持病(心臓病やてんかんなど)がもたらす影響

心臓病やてんかん、呼吸器系の疾患など、持病を抱えるワンちゃんにとって、サロンという非日常の空間は大きなリスクを伴います。

例えば心疾患がある場合、ちょっとした興奮で心拍数が急上昇し、心不全を引き起こす可能性があります。

てんかんの発作も、音や光、ストレスが引き金になり得ます。

持病がある場合は必ず事前に申告していただき、場合によっては動物病院併設のサロンや獣医師の許可をお願いすることもあります。

極度の緊張とストレスが引き起こす体調急変

サロンが苦手で、台に乗るだけでガタガタと震えてしまうワンちゃんもいます。

極度の恐怖や緊張は、自律神経のバランスを崩し、血圧の急上昇や過呼吸を引き起こします。

これがショック状態につながり、最悪の場合は突然死に至ることもあります。

「ただ怖がっているだけ」と軽視せず、ストレスサイン(あくび、パンティング、震えなど)を見逃さないことが重要です。

 

当サロンNaturamが実践する安全対策

当サロンのお客様・ここちゃん

 

ドッグサロンNaturamでは、年間600頭以上のワンちゃんと向き合う中で、何よりも「安全第一」を掲げています。

完全予約制と個室でストレスを最小限に

完全予約制で1頭ずつ丁寧に向き合う環境を作り、他の犬の声や気配によるストレスを最小限に抑えています。

また、施術中は常に愛犬の表情、呼吸のペース、舌の色、皮膚の温度などを細かく観察し、少しでも異変を感じた場合は直ちに作業を中断して休息を取らせるなど、柔軟な対応を徹底しています。

施術前のカウンセリングと体調チェックの徹底

安全なトリミングは、施術前のカウンセリングから始まります。

Naturamでは、お預かり時の元気や食欲、排泄の状態、歩き方などを飼い主様から詳しくお伺いするため、事前のヒアリングタイムを大切にしています

昨日まで元気でも、当日の朝に少しでも違和感があれば、無理に施術を行わず延期をご提案することもあるので、ご了承ください。

「いつもと違う」という飼い主様の直感は非常に重要です。些細なことでも構いませんので、気になったことは必ずお伝えいただくようお願いしています。

無理のないペースでの施術と休憩の導入

トリミングは「時間との戦い」でもありますが、Naturamではワンちゃんのペースを最優先します。

特にシニア犬や持病のある子、極度に緊張している子には、途中で床に下ろして自由に歩かせたり、お水を飲ませたりする「休憩時間」を意図的に設けています

立ちっぱなしの負担を減らすため、座った状態や寝そべったままでカットを行うなど、型にはまらない臨機応変な施術スタイルで体力の消耗を防ぐ工夫をしています。

 

ご自宅で飼い主様にお願いしたい健康観察

 

愛犬の命を守るためには、サロン側の努力だけでなく、飼い主様のご協力が不可欠です

日頃からボディタッチを習慣づけ、皮膚のしこりや痛がる素振りがないかを確認してください。

また、心臓の音や呼吸の速さ、歯茎の色など、平常時の状態を把握しておくことで、異常に早く気付くことができます。

ご自宅での毎日の健康観察が、サロンでの思わぬ事故を未然に防ぐ最も強力な防波堤となります。気になる点は宮までご相談ください。

 

異常を感じた際の迅速な対応と獣医師との連携

 

どれだけ万全の対策を講じていても、生き物である以上、予期せぬ体調急変が起こる可能性はゼロではありません

万が一、施術中に愛犬の体調が悪化した場合は、即座にトリミングを中止し、応急処置を行います。

Naturamでは、緊急時には、必要に応じて飼い主様への緊急連絡と同時に、近隣の動物病院へと迅速に搬送できるようにしており、最悪の事態を防ぐ努力をしています。

しかし、時間帯によっては病院もやっていない為高齢犬や何か持病を抱えている子は病院がやっている時間帯でのお預かりをご提案することもあります。

 

万が一に備える「同意書」の本当の意味

 

多くのサロンで初回にお願いしている「免責事項の同意書」についてお話しします。

冷たく感じられるかもしれませんが、これは決して「サロンの責任逃れ」のためではありません。

トリミングには常にリスクが伴うことを飼い主様にもご理解いただき、お互いに愛犬の命を守るための「約束事」なのです。

万が一の事態が起きた際の連絡先や対応方針を事前に共有し、適切な初動を取るための重要な書類として、ご理解とご協力をお願いしております。

 

愛犬の命を守るためのハズバンダリートレーニング

当サロンでハズバンダリートレーニング中

 

トリミングのストレスを根本から減らす方法として、Naturamでは「ハズバンダリートレーニング」を推奨しています。

これは、ケアを無理やり行うのではなく、犬自身が納得して協力してくれるように導くトレーニングです。

ブラシや爪切りに少しずつ慣らし、ケアの時間を「嫌なこと」から「ご褒美がもらえる楽しい時間」へと変えていきます。

専門のトレーナーと連携した体験レッスンも実施しておりますので、ぜひご相談ください。

 

愛犬と長く健やかに暮らすためのパートナーとして

当サロンのお客様・松陰くん

 

「トリミング中の事故」という言葉は恐ろしいですが、過剰に恐れてケアを怠ることもまた、健康被害を招きます。

大切なのは、リスクを正しく恐れ、サロンと飼い主様が二人三脚で対策を取ることです。

Naturamは単にワンちゃんを可愛くするだけの場所ではなく、生涯にわたる「健康管理のパートナー」でありたいと考えています。

愛犬の健やかな毎日のために、どんな小さな不安も遠慮なくご相談ください。

トリマー側からいつもと様子が違うことで、今回はコースを変更または別日への変更をさせて欲しいと提案があった場合は受け入れていただけたら幸いです。

 

お問い合わせ

Dog salon Naturamへのお問い合わせはこちらから。
ご不明な点やご質問などございましたら、お気軽にご連絡ください。
※ご予約はLINEからお願いいたします。

〒152-0004
東京都目黒区鷹番3-12-3

【営業時間】10:00〜18:00
【定休日】不定休
※完全予約制の入れ替え制

LINE

 

Dog salon Naturam
LINE公式アカウント

インスタグラム

 

Instagramで情報公開中!